探偵になるには

現在の日本では、探偵になるに当たっての資格は、何も必要ありません。

探偵になりたいと思ったら、各都道府県の公安委員会の担当部署にまず足を運びます。

多くは、生活安全課などです。

そして、探偵業の届出を出し、「探偵業届出証明書」という書類の交付を受けます。

これで、もう探偵として公安委員会に認めてもらったことになりますから、あとは、開業するだけで、立派な探偵業者になれます。

ただ、実際にはこれでは立派な探偵とはなれません。

なぜなら、探偵業を生業として生活を成り立たせていくためには、様々な知識や技術、そして依頼者からの信頼にこたえられるような探偵としての必要要素がなければ、お客さんは来なくなり、やがては廃業するしかなくなるという状態になるからです。

では、実際に探偵という仕事でお金を稼いで暮らしていこうと思ったら、どうすればよいのでしょうか。

まずは、探偵学校に入学するというものです。

民間の探偵を養成する、いわゆる「探偵学校」なるものは、あまり数が多くはなく、大きなもので4箇所があります。

この探偵学校では、尾行や聞き込みの仕方、失踪者を追跡する方法など実務的な訓練ができるほか、刑法や民法、民事裁判事例などの法律関係の授業や個人事業主となって探偵事務所を経営する時の経営や経済について、また帳簿のつけ方などを学ぶ授業もあり、探偵学校を卒業すれば、探偵としての技術や知識だけでなく、経営も可能になるくらい、広くしっかりと学べるようになっています。

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探偵事務所や調査会社

探偵学校で探偵としての基礎を身に着けたら、探偵事務所や調査会社に就職すれば大丈夫です。

ただ、一方で探偵学校での最大のデメリットは、費用が高いことです。

授業料だけで、50万円~200万円ほどかかりますし、その他、入学金や授業に必要なものを随時購入する際などにも費用がかかります。

探偵学校を卒業すると、「一級調査士」や「二級調査士」などの資格をもらえます。

とはいってもこれらの視覚は、これがなければ探偵にはなれないというようなものではなく、もちろん国家資格などではありません。

あくまでも学校から発行される民間資格で、この資格がなくても探偵はもちろんやっていけます。

この資格を持っていない探偵の方が、持っている探偵よりも多いくらいです。

そのため、高い費用をかけて探偵学校を卒業しても、肩書きにつくものは何もないと思っていただければ、それがベストです。

また、探偵学校を卒業したからといって、探偵社などに就職するに当たって有利になるかといえば、そうではありません。

探偵業も需要に比べ供給が多くなってきているので、なかなか就職しにくいというのが現実です。

さて、続いて探偵になるための方法は、学校に通ったりする過程はとばして、調査会社や探偵会社、探偵事務所に就職するという方法です。

探偵学校を卒業しているかいないかということは、就職が有利になるのかどうかということにはあまり関係がありませんから、学校へ行っていなくても探偵事務所等に就職することはできます。

また、一人前の探偵になるに当たって、絶対に欠かすことができない上に重要なものとして、経験があります。

ですから、学校に行くよりも実際の現場での経験を見たり聞いたりしていることも、重要な探偵への道です。

探偵に依頼される仕事内容は、想像以上に多岐にわたっているものなので、実際に探偵会社で働くことで、いろいろなケースに触れることができます。

それが何よりの勉強となりますから、最低5年は探偵会社で働くことで、一人前の探偵となっていけることでしょう。

最後の方法は、独学です。

探偵に必要な、尾行や調査の仕方などのスキルについては、本やインターネットサイトなどが数多くありますので、それらに目を通して学習する方法があります。

そして、独立家業すれば、立派な探偵です。

ただその場合には、探偵として続けていけるかどうかという点が難しくなることが予想されます。

探偵として必要な資質としては、忍耐力、好奇心、調査を好きでいられるかどうかの3つです。

これがあれば、どのような方法をたどったとしても、有能な探偵となれることでしょう。